小川くんの蔵元研修奮闘記(2) | 稲田屋

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小川くんの蔵元研修奮闘記(2)

2013年01月30日

こんにちは。
蕎麦と酒いなたやパレスビル店、店長の小川です。

先日の続き、蔵元研修のお話です。

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1/14(月) 二日目
寒い中起き、朝一でまたムロに入ります。

前日最後に麹箱の中でほぐした米麹を、
隣の温度の低い部屋へ移しさましながら、
湿度も下げていくんだそうです。

その後、米を蒸す作業をしました。
昨日洗米した「強力米」を大きな釜に入れました。

蒸している間に朝食を摂り、
蒸しあがった米をさまし、ムロで種麹を振って…
全体に種麹がまざるようにひたすらかき混ぜて…

…ここへきて、ようやくわかりました!
これが昨日の作業「切り返し」に繋がるわけです。
(切り返しは夕方に行うので、それまでは寝かせます)

.
続いて…酒を搾る工程も体験しました!
ヤブタと呼ばれるプレス機で純米酒を搾って…

搾った後の残り粕…これが俗に言う「酒粕」です。
プレート状に固まっている酒粕を一枚ずつはがしていきます。

ちょっと、子供心に帰ったような…
無心になって楽しめる?作業、面白かったです。

ヤブタから酒粕をはがします

順番が逆になりましたが、この後上槽作業に入りました。

と、ここでトラブル発生!!
もう片付けをして作業は終了かと思いきや…

ヤブタの管の途中で純米酒が詰まってしまい、
機械の圧力を下げてから詰まりを吐き出させて…
午後10時前にようやく落ち着きました。

またムロで麹をかき混ぜて、二日目終了です。

.
1/15(火) 三日目

朝はいつも通り ムロに入り、
その後、超特撰大吟醸用の山田錦を蒸しました。

その後、種麹をまき…粕はがしをし…
ようやく?蔵の一日の流れに
ついていけるようになってきましたかね。

初めは、自分がやっている作業が
酒造りのどの部分にあたるのか?など
あまりわからなかったのですが、回数を重ね、
いろいろな作業を体験するうちに、見えてきました!

午後は、昨日と今日はがした酒粕を
粕漬け用の漬け床を作るために別のタンクに移す、
という作業をしました。

1箱40kg も入った酒粕を、25個移動させました!
もう、すっかり腕がパンパンです!!(笑)

ちなみに・・・
タンクには炭酸ガス(二酸化炭素)が充満していて、
足を踏み外して落ちたら・・・生きては戻れない・・・
と脅しなどではなく、本当に言われました、怖すぎです。

そしてまた今日も、
切り返し作業や片づけをして、
午後10時に麹をかき混ぜて・・・終了しました。

.
・・・布団に入ったらあっと言う間に寝てました。

お店に立っている緊張感などとはまた違う、
とても心地よい疲れを感じながら・・・
でも少しだけ、身体がミシミシいってます!!(笑)

.
~つづく~













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