ラッキーボーイと呼ばれた男。(3)
2013年10月23日
こんにちは、山﨑です。
ラッキーボーイ伝説の真相が
本日、最終回、いよいよ明らかになります!!
(最後まで読んでくださいね!)
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漁船が戻ってきました!
第十六 龍幸丸・・・カッコいいですね♪
銀聖鮭が次々と仕分けされていきます。
これが、選ばれし銀聖鮭たちの集い・・・水槽です。
というところまで昨日、お伝えしました。
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ふむ・・・
総水揚の11トンのうち、1トン程度しかいない!
銀聖鮭がとても貴重なのは見ていてよくわかりました。
あれ?でも・・・当たり前だけど、
いくらってメスからしか取れないんですよね?
ってことは?さらにその半分しか?
えぇ!スーさん、いくらってそれしか取れないってこと!?
・・・つまり、稲田屋でお出ししている銀聖のいくらは、
11トンのたくさんの鮭
↓
選ばれし1トンの「銀聖鮭」
↓
そのうちのメス(だいたい5割?)からだけ取れるとして・・・
ざっと計算してみると・・・
4,400匹のうちの200匹からしか取れない、ってことですよ!
(220匹に1匹が 銀聖のメス=いくら、ってことですね)
「そりゃ、稲田屋のいくら、旨いワケだな・・・」
スーさんがポソっとつぶやきます、私も激しく同意します!!!!!
見ただけでも、なんかスゴい・・・
銀聖はその名前の通り、キラキラ光り輝いていました!
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「山﨑さん、山﨑さん!ちょっとこっち!」
スーさんが慌てて飛んできました、何事ですか?!
「で、でたんですよ!・・・でたっ!」
え?何が?・・・まだ昼間ですけど??
首をかしげながら駆けつけてみると、
えっ・・・これは、もしや・・・
幻の鮭と呼ばれる「鮭児(けいじ)」では!
鮭児とは、本来は生まれてから数年で
日本付近に戻ってくるところを、何の間違いか?
若いうちに日本近海で捕まえられた子供の鮭のこと。
(正確には出身地が違う、とも言われていますが)
身は柔らかく脂がのっているのが特徴で、
大トロに例えられるほどの、濃厚で特別な味なんです。
(なんと、1匹10万円以上で取引されるそうですよ!)
この浦河港でも、今季の漁が始まってようやく
今日で2匹目に遭遇、という位 貴重な、まさに「幻の鮭」。
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「アンタ、ラッキーボーイだね!」
漁師さんたちがぶっきらぼうに、でも笑顔で言ってくれました。
あ・・・はいっ!・・・やりました!
オトコ山﨑、いきなりラッキーボーイに認定です!
たぶん偶然ですが、なんかとっても嬉しい。
照れくさいので、小さくガッツポーズしました。
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買い付けてきました「銀聖鮭のいくら」は、
加工が終わり次第、稲田屋に届く予定です。
ぜひぜひ、大粒でキラッキラのいくらを、
ご来店いただき目で、舌で、お楽しみください!