小川くんの蔵元研修奮闘記(1) | 稲田屋

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小川くんの蔵元研修奮闘記(1)

2013年01月28日

こんにちは、皆様はじめまして。
蕎麦と酒いなたやパレスビル店、店長の小川です。

私は 1/13~17 まで、鳥取県米子市にある
我が蔵『稲田本店』に酒造りの体験研修に行ってきました。

ほんの 5日間でしたが、
たくさんのことを学び、また感動もしました!

今日は少しずつ、そのお話をしていきたいと思います。

++++++++++++++++++++++++++

1/13(日) 一日目
東京から午前中の飛行機に乗り、午後ようやく蔵に到着。
挨拶をして、すぐに午後からの作業に参加しました。

まずは 精米歩合55%、強力米の洗米作業でした。
(これで何のお酒か、ピンときた方は稲田屋ツウですね!)
…正解は、純米吟醸強力(ごうりき)「いなたひめ」です!

洗米とは、その名の通り「米を洗うこと」です。
でも、実は酒造りにはとても重要で、大切な工程なんです。

まず米を10kg ザルに取ります。
そして米が割れないようにやさしく洗います。
が、この時、吸水率をピッタリ30%にしなければならず
そのためには、秒単位での時間の調整が必要!という
かなりビックリなことを初めて知りました。

こんな感じでみんなで一斉に洗います!
みんなで一斉に洗米します!

もともと10kg の米を、洗い終わって
浸した水も含めて13kg になるように調整しました。
(そしてこれを180kg 分何度も繰り返しました!!!)

洗う時間、水に漬ける時間は、
その年の米の出来や、水温などによって変わるそうで、
とってもデリケートな、気をつかいつつの作業でした。

.
さて、休憩をはさんだら、
ウワサでは聞いていた、切り返しの作業に!

切り返しとは…
その日の朝 蒸して種麹を振り、ひとかたまりに
まとめておいた米を、手でパラパラになるようにほぐし、
なんと!34℃の蒸し暑い部屋でひたすら混ぜていくこと。
この作業によって、麹をまんべんなくいきわたらせます。

切り返しをする小川店長

しかし、新陳代謝がよくないと定評の私は、
皆さんが汗だくで作業されている中、一人涼しい顔…
ちょっと汗ばんだかな?くらいだったので、
これには皆さんビックリされていましたね(笑)。

.
夕食後、午後10時~もう一度ムロに入り、
麹箱の中のシートをはずし、
箱の中の温度が上がり過ぎないようにかきまぜて、
ようやく 一日の仕事が終了しました。

わからないなりに、
とにかく一生懸命身体を動かした一日でした。

よーし!明日も頑張って元気に行くゾ!

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