小川くんの蔵元研修奮闘記(3) | 稲田屋

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小川くんの蔵元研修奮闘記(3)

2013年01月31日

こんにちは。
蕎麦と酒いなたやパレスビル店、店長の小川です。

蔵元研修奮闘記、最終回です。

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1/16(水) 四日目

寒い中起き、朝一でまたムロに入ります。

もうすっかり作業には慣れてきました。
気分はすっかり「The 蔵人」、です(笑)。

気分は蔵人♪の小川店長

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今日は、超特撰大吟醸用の米をバラしました。

今までの米は、機械を使っての作業でしたが、
吟醸酒は手作業でふるいをかけ、より細かく仕上げていきます。

その後、杉でできた小さめの麹箱に入れました。
これが、「蓋麹(ふたこうじ)」というものだそうです。

また麹が熱をもってきたら、
この箱を上下入れ替えたりして温度を調整するとのこと。

蓋麹と格闘中・・・

この丁寧な仕事が、より美味しい酒を造るんですね。
考えていたら、飲みたくなってきてしまいました。
まだ昼間です、ガマンです。

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それから、今日は
仕込み水を汲みに行くのについていきました。

酒造りに大切な水、
当然、杜氏はこだわりを持っているんですね。

私がいた時は一度も雪が降りませんでしたが、
今の時期、鳥取は雪が積もっていることも多いので、
そんな時は本当に大変なんだ!と言っていました。

それでも酒造りを続けているのは、
とてもとても熱い情熱があるからですね・・・納得です!

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午後からは、既に仕込んであるタンクの
櫂入れ(かいいれ)と、温度のチェックをしました。

櫂入れとは、発酵期間中のタンクを
櫂でかき混ぜることなんですが、
まだ発酵の進んでいない若いタンクはとても重く、
全身を使わないといけない、とても大変な作業でした。

櫂入れをする信木杜氏

※通常、タンクの中では デンプン→ブドウ糖に変化(=糖化)と、
ブドウ糖→アルコール(=発酵)の2つが同時に進行しているそうですよ。
これは日本酒ならでは?独特のお酒の造り方なんだとか。

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夜は皆さん集まってくださり、
「歓迎親睦会」を開いていただきました!

普段あまり接点のなかった、
蔵の事務の方々ともお話ができてとても貴重な時間を楽しみました♪
皆さん、ありがとうございました!

.
1/17(木) 五日目

今日が最終日です。

午前中、蒸し作業や櫂入れをして、
仕込みタンクの掃除を見せてもらったり
搾りの工程を見たりしながら、蔵研修は終了しました。

最後に記念撮影・・・。
蔵の皆さん、ありがとうございました!

.
今回の研修を通して、
酒造りは手作業が多く、力仕事だらけだったので、
本当に大変な仕事であることを身体で実感できました。
(しばらくの間・・・数日は体がバキバキしてました!・笑)

それと同時に、日々 麹菌(も●しもんの世界ですね・・・)など
生き物?! との戦いなので、いつも気を抜くことができない、
とても繊細で奥深い仕事だと感じました。

そして・・・
蔵の方々のたくさんの努力の積み重ねによって
美味しい酒が造られているということを知れたのは
本当に大きな収穫だったと思います。

今後少しずつでも
お客様に今回の体験をお話しながら、
日本酒にもっと興味を持っていただけるように、
稲田屋、稲田本店のお酒のファンが増えていくように
「そばと酒 いなたや」の店長として努力していきたいです!


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・・・小川店長、ありがとうございました!

あ、みなさんこんにちは。
バトンタッチされました、事務所 田辺です。

5日間、とてもよい経験をされたみたいですね。
田辺は蔵元研修・・・ではなく、見学なら行ったことあります(笑)。


小川店長がいる「いなたやパレスビル店」はコチラ↓
そばと酒 いなたや


実は、小川店長は、
鳥取県のお隣、島根県の出身なんです!

そして、お父様は海のオトコ、漁師さんなんですよ♪

タナベが小耳に挟んだ情報ですが・・・
パレスビル店にタイミングよくご来店いただくと、
小川店長のお父様自家製のあおりいかの一夜干し等
本日のおすすめメニューに載っていることがあるとか!!

タナベも食べてみたいです!
皆さん、お近くにお立ち寄りの際はぜひご来店ください。
そして、蔵元での苦労話を聞いていただけたら嬉しいです♪

パレスビル店は、日曜祝日も元気に営業しております!

パレスビル店店内












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